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日本国内の動物園や水族館に関連するニュースを紹介していきます。

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最近のニュース No.1723

【出産・誕生】
桂浜水族館でゴマフアザラシの赤ちゃん誕生

日本モンキーセンターでワオキツネザルの赤ちゃん誕生
 同園では、なんと13頭も産まれているとのこと! これはすごい。

富士サファリパークでアカカンガルーの赤ちゃん誕生

野毛山動物園でオグロワラビーの赤ちゃん誕生

宮崎市フェニックス自然動物園でロップイヤーの赤ちゃん誕生

伊豆シャボテン公園でヨーロッパガチョウ産卵


【新展示・移動】
茶臼山動物園、アルパカの「キナコ」搬出
 もともといた那須どうぶつ王国に戻りました。

大森山動物園、ニホンイヌワシのヒナ搬出
 ふ化まもないヒナを盛岡動へ。他のペアが育てるかどうかの検証が目的とのことです。

姫路市立水族館でマアナゴのレプトケファルス展示

浜名湖体験学習施設ウォットでネコザメとドチザメ展示

和歌山県立自然博物館でヤマトナンカイヒトデ展示
 南方系の大きなヒトデです。なかなかレア。


【その他いろいろ】
富山市ファミリーパーク「園内に野生のニホンカモシカがやってきています。」

須磨海浜水族園「第4回『神戸賞』受賞者がアマゾンの女性研究者に決定!」
 アマゾンカワイルカやアマゾンマナティーの研究をされているVera Maria Ferreira da Silva博士が受賞。おめでとうございます~!

到津の森公園、公園だより「家畜と野生動物」
 コペンハーゲン動物園でのキリンの安楽死に関連して。この辺については、掘り下げていくと非常にいろいろな話があるわけですが…。

東武動物公園、動物園の一日「アニマルスクールのお返事(^○^)」
  1. 2014/04/09(水) 23:12:33|
  2. 動物園・水族館ニュース
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  4. | コメント:10
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コメント

到津の森公園 公園だよりについて1

ぜのぱすさん、皆さん、こんにちは。

こういう「文化論」は、
実態をふまえず、しばしば単純化されがちです。
そもそも、「文化論」自体が、
日本を礼賛につなげるための「ナショナリズム」より
作られた政治的な産物なことが多い。
つまり、非科学的な言説といえます。

小野谷敦『日本文化論のインチキ』幻冬舎新書、2010年5月
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%96%87%E5%8C%96%E8%AB%96%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%AD-%E5%B9%BB%E5%86%AC%E8%88%8E%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%B0%8F%E8%B0%B7%E9%87%8E-%E6%95%A6/dp/4344981669
① 比較対象がなかったり、比較対象が西洋だけ。
② 比較の対象となる日本人は、特権階級のみ。
③ 歴史的な変遷を無視。→思想も感情も常に変わるもの

『週刊 新発見!日本の歴史』39号 朝日新聞社、2014年3月25日
「国民」を生んだ帝国の文化
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=15775
① 「文化論」は、西洋のものをとりいれて近代に創出されたもの。
② 「国民国家」(近代国家)の成立により、「日本人は××」という「国民」が共通してもつ1つイメージ(    共同幻想)が作られるようになる。
    →実際には、今でも地域や社会集団、教育などにより、様々な思想がある。
     それらの思想は、しばしば切捨てられる。
    例:捕鯨賛成派と反対派
③ 今日につながる言語(国語)、身体感覚、時間感覚、文化も、実は明治政府が、前からあるように装って人工的に作ったもの。

思想をとりあげる場合、
つねに、どの時代の思想か検証する作業が必要になります。
長くなるので、歴史学からみて問題と思える点をあげていきます。
→つづく
  1. 2014/04/11(金) 16:19:04 |
  2. URL |
  3. ゴマスケ #tPo.5ySA
  4. [ 編集]

到津の森公園 公園だよりについて2

1.獣肉食は盛んにならずに近世に至っています。

これは、まったくの事実誤認です。
前近代をつうじて、鹿や猪、豚、江戸時代には牛や豚も
薬として広く食されていました。

近年、「動物考古学」「動物史」という学問が成立し、
今までみすごされていた動物遺存体の研究が進展します。
解体痕や割られた骨が、各地から大量に出土しています。
また、医学書と博物志をあわせたような本草学の諸本でも、
獣肉を薬として載せています。

また、古代では政府が馬や豚、牛などを飼育し、
チーズなどのミルク文化もありました。
古代や中世の饗宴料理の史料にも、
イルカや白鳥などの獣肉もたくさんでています。


●松井章『環境考古学への招待』岩波新書、2005年1月
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0501/sin_k214.html
●江後迪子『信長のおもてなし』吉川弘文館、2007年10月
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b33844.html


  1. 2014/04/11(金) 16:28:35 |
  2. URL |
  3. ゴマスケ #tPo.5ySA
  4. [ 編集]

到津の森公園 公園だよりについて3

参考文献のつづきです。

●シリーズ『人と動物の日本史』1~4、吉川弘文館
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b33941.html
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b33942.html
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b33943.html
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b33944.html

→つづく
  1. 2014/04/11(金) 16:30:06 |
  2. URL |
  3. ゴマスケ #tPo.5ySA
  4. [ 編集]

ゴマスケさん、コメントありがとうございます!

このあたりの話は、本当ならゴマスケさんに解説していただくのが
いいんだろうなあと思っていたところでした。

いろいろな社会的事象が特定の“原理”に基づくものである
というロジックはとても魅力的で、自分も
使ってしまいがちなのですが、
精度が粗過ぎるのはしばしば問題ですね。
(ドーキンズなどの進化生物学が援用されることも
よくある話で…)

扱いには気を付けていかないと、と思います。
  1. 2014/04/12(土) 00:04:11 |
  2. URL |
  3. ぜのぱす(管理人) #usHp5G.Y
  4. [ 編集]

到津の森公園 公園だよりについて4

2.日本においては家畜も野生動物もそして人間すら同じ命を持つ生命体との意識を持っています。しかしながら植物や魚に対してはそのような深刻な考え方をしないようです。

これは、不正確な叙述です。
先述したとおり、思想は一貫して同じものが続くものではなく、
1つの思想だけが列島をおおっていたわけではありません。
1つ国に1つの思想が、昔から連続し、
かつどこでもみられるという考えは、明治時代に作られたもの。
実際には階級、地域、時代により、様々な動物観がみられます。
しかも、歴史的な変遷があり、1つの思想はずうっと続きません。

これは、どの国や地域においても当てはまります。
ヨーロッパも、1つの思想にくくれません。

●瀬戸口明久「野生動物」(『日本の動物観』東京大学出版会、2013年3月)
http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-060222-8.html

多様さの例をあげると、
特権階級は、「花鳥風月」に例えられるように、
自然を愛玩できる傾向がみられますけど、
時には、自然(災害、飢饉、疫病)で命をおとす農民や漁民などは、
自然や動物に対して、畏敬や恵みの気持ちとともに、
厳しい眼差しもあわせもちます。

●『常陸国風土記』行方郡条(8世紀に成立した地理書)
開発にあたって、自然の象徴である神を殺している。
次の開発では、動物や自然も天皇に従うべきものとしている。

●『今昔物語』巻30-12(12世紀ごろに成立した説話集)
シカの声を聞いて妻をよぶ恋心に共感した女性と、食べ物としてみる2人の女性が登場。

●『宇治拾遺物語』巻1-13(13世紀ごろに成立した説話集)
桜の花をめぐり、2つの見方が登場。比叡山の田舎出身の稚児が、桜が散る光景に泣き、寺の僧侶は桜の名残おしさを慰めるが、実は、田舎の稚児は、父の麦の花が飛ぶことを心配していたというもの。

●『猪鹿追詰覚書』
1700(元禄13)年、対馬藩が全島の猪鹿を一掃させる政策をとる。この時、5代将軍綱吉の「生類憐みの令」が発令中にもかかわらず、幕府は許可していることに注意。農業被害の対策のため。

日本でも悪行により「畜生道」に落とされる、
と動物を人間より下位に位置づける思想もあます。

●『日本霊異記』上巻10、中巻9など
●六道(天道・人道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道)の観念

また、江戸時代以降に多く作られるようになった、
「動物塚」をみると、魚、サケ、カエル、虫などの塚もみられます。
「動物塚」は、伝承ではたたりを恐れてのものが圧倒的に多いです。
その動物塚も、明治時代以降は、感謝へと性格が変わりました。

●中村生雄『日本人の宗教と動物観』吉川弘文館、2010年8月
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b67643.html
●瀬戸口明久「野生動物」(『日本の動物観』東京大学出版会、2013年3月)
http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-060222-8.html

→つづく
  1. 2014/04/12(土) 10:56:39 |
  2. URL |
  3. ゴマスケ #tPo.5ySA
  4. [ 編集]

到津の森公園 公園だよりについて5

日本では、自然に従うものではなく、自然は征服するもの、
という考えの市民は、昭和の途中までかなりみられました。

▽統計数理研究所
http://www.ism.ac.jp/kokuminsei/table/data/html/ss2/2_5/2_5_all_g.htm

また、いわゆるヨーロッパ(キリスト教)の言説とされる
「人間が自然をコントロールできる」、という考えが、
実は、社会で大きな力をもつようになったのは、
近代から、つまり17世紀以後の時代です。
色々な諸説は、ありますけど。

●鬼頭秀一ら編『環境倫理学』東京大学出版、2009年12月、14ページ
http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-062311-7.html

ヨーロッパでも、中世に「動物裁判」がたくさん行われました。
これは動物を被告とし、人間とまったく同じ形式で裁判するものです。
ヨーロッパとて、人間と動物を区別していなかった時代もありました。

●池上俊一『動物裁判』講談社現代新書、1990年9月
http://www.amazon.co.jp/%E5%8B%95%E7%89%A9%E8%A3%81%E5%88%A4-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%B1%A0%E4%B8%8A-%E4%BF%8A%E4%B8%80/dp/4061490192

→つづく
  1. 2014/04/12(土) 11:25:15 |
  2. URL |
  3. ゴマスケ #tPo.5ySA
  4. [ 編集]

まだ続きますけど(^_^;)

ぜのぱすさん、こんにちは。

こちらこそ、お忙しいのにレスをありがとうございます。
今日の歴史学で最もめざましい成果をあげたのは、
宗教や思想など人の意識についてです。

思想は常に変化する、1つではない、
今の国家は、常に1つの思想にくくりたがる作用がある、
という学説は、最近(1980年代以降)になってから
提唱された比較的、新しい学説です。

そのうえ、対象が非常に抽象的な事柄のため、
ほかの分野の研究者や、
市民にはなかなか理解が得にくいところがあります。
そこで、少しでも理解を広めようと書いた次第です。

動物考古学の方は、モノを扱う研究なので、
まだ理解されやすいでしょうし、動物の遺骸が対象ですから、
動物学の方のご協力もかかせません。

松井章さんの新書は、比較的、手にはいりやすく、
読みやすいので、たいへんおすすめですよ。

一度にたくさん投稿すると、
プロバイダーにスパム扱いされそうなので、
小出しに投稿しています。
すみません。
  1. 2014/04/12(土) 11:37:43 |
  2. URL |
  3. ゴマスケ #tPo.5ySA
  4. [ 編集]

ゴマスケさん、コメントありがとうございます。

このあたり、自分もまだまだ理解が不十分な分野です。
引き続き勉強させていただきます。
  1. 2014/04/13(日) 00:21:14 |
  2. URL |
  3. ぜのぱす(管理人) #usHp5G.Y
  4. [ 編集]

到津の森公園 公園だよりについて6

3.私たちが稲(米)を感謝しつつ食するのと同じように欧米の人々も家畜を(神に)感謝しつつ食するのです。しかしそれは当たり前のこととして。

これも、不正確です。
そもそも、米自体が、海外から伝わった作物であり、
また日本だけが稲作をしているわけではありません。

中国・朝鮮半島・東南アジア・インドなど
アジアで広範囲に稲作が行われています。

さらに現在の稲作と、昔の稲作はまったく違います。
考古学の花粉・土質などにより、米の種類は今と違う、
昔の水田は雑草だらけ、雑草のなかで稲が少しはえていた、
中世までは肥料をいれていないし、
農薬がないし、イナゴや洪水などの災害に大きく左右され、
米の収穫量は、今と異なり、
実は、はるかに少ないことが判明しました。

ですから、近代にはいっても、
米のかわりに、アワやヒエなどの雑穀を
主食としている地域や、階層が多くみられました。

このように、歴史的にみると、
米の生産量が飛躍的に増大したのは、戦後からです。
また、今は減反により、収穫量が減少傾向にあります。
したがって、「日本は米の国」という言説が、
歴史的にみて妥当かどうか多々、疑問があります。

●農林水産省の統計により
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001061500
●佐藤洋一郎「水田の景観2000年の変遷史」
『日本史研究』607号、2013年3月
http://www.nihonshiken.jp/jounal/371-60720133.html

これでおしまいです。
  1. 2014/04/18(金) 10:45:47 |
  2. URL |
  3. ゴマスケ #tPo.5ySA
  4. [ 編集]

ゴマスケさん、もろもろありがとうございます。

今回のキリン安楽死の件については、
自分の中でもよく整理できていない部分があるのですよね。

今回のように欧米と日本の文化の違い、みたいな
述べられ方がされている場合もありますが、
実際には現地でもかなり強い反対運動なども
起きているわけで、当然ながら“欧米”も
一枚岩ではないということでしょうし…。

どういう切り口で、どこまで語りえる問題なのかについて
考えていかなければなりませんね。
  1. 2014/04/19(土) 00:45:13 |
  2. URL |
  3. ぜのぱす(管理人) #RzGXGJEw
  4. [ 編集]

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